22歳の日

3月8日は初代愛猫ショパンの「生きていたら22歳だったね記念日」


みんなが大好きだったショパン。7歳までひとりっ子として過ごしたのに、その後次々とやってきた3匹の子猫に一度もシャーした事がない優しい先輩猫だった。


わたしがショパンと暮らし始めたのはショパンが6歳の頃から。圧倒的犬派で猫はむしろ嫌いなぐらいだったわたし。猫と一緒に生活したかったのではなく、猫がいる実家に帰って来ただけ。（人生いろいろあるので経過は端折りますがｗ）


キヨにも全く怒らず。キヨもショパンの事が大好きだった。動物にはとても温和なショパン、でも人間に対しては気位が高い猫だった。誰にでもフレンドリーではあったけど、お気に召さない時に抱っこしたりするとガブっと噛まれた。ツンデレがハッキリとした猫らしい猫。病院で先生をシャーって威嚇したのもショパンだけだった。


17歳ぐらいから腎機能が落ち始めるが、療法食をモリモリと食べてそこから3年近く元気だった。徐々に食べても太れなくなり、食べられなくなり、足元がおぼつかなくなる。トイレまで辿り着けなくなり部屋中トイレシートを敷き詰めた。最後の1週間ぐらいはついにオムツ生活。シリンジで水と食事を与えて何日か頑張ったが、亡くなる前日に激しくひきつけを起こして意識が混濁しとうとう力尽きてしまった。でもね、夕飯を食べ終わって後片付けをしようとした時に旅立ったんだよ。ちゃんと抱っこして見送れたの。悲しいけど嬉しかったなぁ。


可愛がってもらっていた父と祖母が同じ年に相次いで亡くなり、代りに猫嫌いの知らない女が犬（初代裕次郎）を連れて突然家にやってきた。ショパンも猫生いろいろ。最初はお互いすっごく仲が悪かった。でもいつの間にか毎晩わたしの腕枕で寝るようになった。そしてわたしは信じられないぐらいの猫ババアになった。最初の1匹ちゃんがショパンじゃなかったらその後猫が4匹に増える事もなかったと思う。

この「生きていたら〇〇歳」って、犬だったら18歳ぐらいでなんとなく諦めがつく。でも猫だと22歳でもまだまだ諦めきれないね。世界で一番長生きした猫は30何歳だったっけ。