オヤシラズ騒動記録 [美容・健康]
長年ジャマだった左下の親知らずがとうとう虫歯になってしまい
抜かなければならなくなった。
・・・のが去年の夏の話。そこからなかなか日にちが決まらぬまま
年越し。なんたって横向きに生えているやっかいな歯なので抜歯後
しばらく顔が腫れるって言われたもんだからそう簡単にスケジュール
調整が出来ない。
グズグズしているうちに恒例の「歯の詰物が取れる」という強制的に
歯医者行きの事態が起こり渋々予約。去年の夏にはおじいさんだった
先生が物凄く若いお兄さん（以後こども先生と表記）に変わっていた。
このこども先生があんまり簡単そうに言うもんだから勢いで親知らず
の抜歯の日も決めてしまったのだけどー。
前の前の先生は「自分には無理だから大学病院で抜いてください」って
言ってた歯だけど大丈夫？でもまぁ、あの先生はヤブだったし、若い
先生には新しい技術とかあんのかも知れないし。
そして２月１６日、友人の誕生日であるこの日に抜歯手術決行。
親知らずは右側２本を若い頃に抜いた経験はある。でもどちらもすんなり
生えている歯だったので抜歯にも手こずらなかったし、後々辛い思いを
した事もなかった。抜歯したその日に飲みに行っちゃったぐらい親知らず
の抜歯なんて簡単～って思ってた。こども先生もそんなノリだったしさ。
でも蓋を開けたらまさに「手術」 まず施術前にいきなり抗生剤と鎮痛剤
を飲まされる。ロキソニンを１回に２錠ってそんな飲み方聞いた事ないけど
大丈夫？そして麻酔が大量で劇的に痛い。麻酔ヘタなんじゃないの？と
一抹どころか何抹も不安がよぎる。
手術が始まって最初に「痛くないですか？」と聞かれたので「触ってる感触
があるけど麻酔効いてますか？」と聞き返す。「歯茎を切開してるので麻酔
が効いてなかったら激痛ですよ、ハハハ」とこども先生が無邪気に答える。
一気に背筋が寒くなる。こんな怖い表現するなー！！
やっぱり顎の骨まで削らないと抜けない歯だそうで、ガリガリ削ったり砕いたり
恐ろしい振動。これはレーシックの手術と同等の怖さだ。レーシックは見えるから
怖かったけど、今度は見えないけど何やってるのかだいたいわかる怖さ。
途中で痛くなって麻酔２回追加。てこみたいな器具で歯を掘り出そうとしてもダメで
また削っての繰り返し。最初は手に変な汗をかくぐらい緊張していたのだがあまり
にも時間がかかるのでだんだん飽きてきた。顔にタオルをかけてくれないからどこ
を見ていればいいのかわからない。こども先生の顔を見つめるわけにもいかないし、
目をつぶってるのも変だし。暇で暇で時計ばっかり見ていた。
そして２時間が経過し先生の顔が焦りで一杯になった頃についに諦めて「このままじゃ
麻酔が切れてしまうので今日はこのまま縫って終わりにします」と敗北宣言。
だから難しい歯だって言ったじゃなーーーい！！！こども先生に抜ける歯じゃ
なかったんだってば。
中途半端に砕いたり削られた状態で歯茎縫われて帰宅。金を取らなかったのは
やっぱり失敗だったって事なんだろうな。
翌日は休みだからこの日に予約を入れたのに、会社の都合でどうしても出勤
しなければならずマスク（本来は禁止なんだけど強引にＯＫをもらった）をして
勤務。外見から見た腫れは思ったほど酷くなかたけど、口の中がパンパンに
腫れて何も噛めない。口角は裂けちゃってるし唇の皮は摩擦でやけどみたい
になってるしとにかく汚い。
１番辛かったのが血のにおい。台所で鰯をおろした時のような生臭いにおいが
口の中から消えない。ここから１ケ月ぐらい刺身が食えなかったぐらい気持ち悪
かった。この日は消毒に行って抜糸の日を決めて帰ってくる。次は口腔外科の
先生の日を指定された。だーかーらー、最初からそうすればよかったのに。
血の臭いが消えたのが３日目ぐらい。口内の腫れが引いて噛めるようになった
のが１週間ぐらい。鎮痛剤は１日３回飲まないと生活できない状態が続く。ロキ
ソニンをこんなに乱用して良いはずはないが、歯（正確には歯茎）が痛いと何も
出来ないもんだね。ロキソニンの乱用のせいか定かではないが、翌月体にある
異変が起こる。ロキソニンの説明書にそんな副作用は記載されていないが、他に
思い当たる原因がない。
２月２５日、口腔外科の先生に抜糸をしてもらう。抜糸のために触るだけでも
痛そうだからと麻酔。糸切った後に「なるほど、ふむふむ」なんて言いながら
なんかいじってるなぁと思ってたらちょっとだけ衝撃があっただけでポロリと歯の
根っこが取れた。うおーーー、口腔外科の先生て神！ちょっと年配で草野仁
さんのような笑顔のオジサマだったので心の中で「さすが、スーパー仁くん」と
叫んだ。
こうしてやっかいな親知らずの手術（下顎水平埋伏智歯抜歯術というらしい）が
終わった。でも鎮痛剤の乱用は半月続き、下を抜いたら上の歯が伸びるから
上も抜くようにと残念なお知らせを頂いた２月だった。
最後に残った親知らずは上の歯でしかもまっすぐ生えているから難しい抜歯
じゃないのだが、もうこども先生には任せないようで「僕の日に来なさい」とスー
パー仁くんに言われた。言われなくてもそうするに決まってる。
ロキソニンは足りなくて自分の店で買った。
抜かなければならなくなった。
・・・のが去年の夏の話。そこからなかなか日にちが決まらぬまま
年越し。なんたって横向きに生えているやっかいな歯なので抜歯後
しばらく顔が腫れるって言われたもんだからそう簡単にスケジュール
調整が出来ない。
グズグズしているうちに恒例の「歯の詰物が取れる」という強制的に
歯医者行きの事態が起こり渋々予約。去年の夏にはおじいさんだった
先生が物凄く若いお兄さん（以後こども先生と表記）に変わっていた。
このこども先生があんまり簡単そうに言うもんだから勢いで親知らず
の抜歯の日も決めてしまったのだけどー。
前の前の先生は「自分には無理だから大学病院で抜いてください」って
言ってた歯だけど大丈夫？でもまぁ、あの先生はヤブだったし、若い
先生には新しい技術とかあんのかも知れないし。
そして２月１６日、友人の誕生日であるこの日に抜歯手術決行。
親知らずは右側２本を若い頃に抜いた経験はある。でもどちらもすんなり
生えている歯だったので抜歯にも手こずらなかったし、後々辛い思いを
した事もなかった。抜歯したその日に飲みに行っちゃったぐらい親知らず
の抜歯なんて簡単～って思ってた。こども先生もそんなノリだったしさ。
でも蓋を開けたらまさに「手術」 まず施術前にいきなり抗生剤と鎮痛剤
を飲まされる。ロキソニンを１回に２錠ってそんな飲み方聞いた事ないけど
大丈夫？そして麻酔が大量で劇的に痛い。麻酔ヘタなんじゃないの？と
一抹どころか何抹も不安がよぎる。
手術が始まって最初に「痛くないですか？」と聞かれたので「触ってる感触
があるけど麻酔効いてますか？」と聞き返す。「歯茎を切開してるので麻酔
が効いてなかったら激痛ですよ、ハハハ」とこども先生が無邪気に答える。
一気に背筋が寒くなる。こんな怖い表現するなー！！
やっぱり顎の骨まで削らないと抜けない歯だそうで、ガリガリ削ったり砕いたり
恐ろしい振動。これはレーシックの手術と同等の怖さだ。レーシックは見えるから
怖かったけど、今度は見えないけど何やってるのかだいたいわかる怖さ。
途中で痛くなって麻酔２回追加。てこみたいな器具で歯を掘り出そうとしてもダメで
また削っての繰り返し。最初は手に変な汗をかくぐらい緊張していたのだがあまり
にも時間がかかるのでだんだん飽きてきた。顔にタオルをかけてくれないからどこ
を見ていればいいのかわからない。こども先生の顔を見つめるわけにもいかないし、
目をつぶってるのも変だし。暇で暇で時計ばっかり見ていた。
そして２時間が経過し先生の顔が焦りで一杯になった頃についに諦めて「このままじゃ
麻酔が切れてしまうので今日はこのまま縫って終わりにします」と敗北宣言。
だから難しい歯だって言ったじゃなーーーい！！！こども先生に抜ける歯じゃ
なかったんだってば。
中途半端に砕いたり削られた状態で歯茎縫われて帰宅。金を取らなかったのは
やっぱり失敗だったって事なんだろうな。
翌日は休みだからこの日に予約を入れたのに、会社の都合でどうしても出勤
しなければならずマスク（本来は禁止なんだけど強引にＯＫをもらった）をして
勤務。外見から見た腫れは思ったほど酷くなかたけど、口の中がパンパンに
腫れて何も噛めない。口角は裂けちゃってるし唇の皮は摩擦でやけどみたい
になってるしとにかく汚い。
１番辛かったのが血のにおい。台所で鰯をおろした時のような生臭いにおいが
口の中から消えない。ここから１ケ月ぐらい刺身が食えなかったぐらい気持ち悪
かった。この日は消毒に行って抜糸の日を決めて帰ってくる。次は口腔外科の
先生の日を指定された。だーかーらー、最初からそうすればよかったのに。
血の臭いが消えたのが３日目ぐらい。口内の腫れが引いて噛めるようになった
のが１週間ぐらい。鎮痛剤は１日３回飲まないと生活できない状態が続く。ロキ
ソニンをこんなに乱用して良いはずはないが、歯（正確には歯茎）が痛いと何も
出来ないもんだね。ロキソニンの乱用のせいか定かではないが、翌月体にある
異変が起こる。ロキソニンの説明書にそんな副作用は記載されていないが、他に
思い当たる原因がない。
２月２５日、口腔外科の先生に抜糸をしてもらう。抜糸のために触るだけでも
痛そうだからと麻酔。糸切った後に「なるほど、ふむふむ」なんて言いながら
なんかいじってるなぁと思ってたらちょっとだけ衝撃があっただけでポロリと歯の
根っこが取れた。うおーーー、口腔外科の先生て神！ちょっと年配で草野仁
さんのような笑顔のオジサマだったので心の中で「さすが、スーパー仁くん」と
叫んだ。
こうしてやっかいな親知らずの手術（下顎水平埋伏智歯抜歯術というらしい）が
終わった。でも鎮痛剤の乱用は半月続き、下を抜いたら上の歯が伸びるから
上も抜くようにと残念なお知らせを頂いた２月だった。
最後に残った親知らずは上の歯でしかもまっすぐ生えているから難しい抜歯
じゃないのだが、もうこども先生には任せないようで「僕の日に来なさい」とスー
パー仁くんに言われた。言われなくてもそうするに決まってる。
ロキソニンは足りなくて自分の店で買った。
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